ガス給湯器のお風呂で高温差し湯がぬるくなった意外な原因と対処法

 うちは集合住宅でお風呂はガス給湯器の高温差し湯によって簡易的に追い焚き機能を持つ安普請な作りになってます。

 今まで何年も浴槽から残り湯を少し抜いて7分くらい80度の高温差し湯をすると浴槽全体が42度くらいになって普通に使えていました。

 しかし、ある時を境にほとんど温度が上がらなかったり、差し湯の量が少なくて水位が全然増えてなかったりと、この「高温差し湯機能」が突然不安定になってしまいました。

 シャワーは普通に使えるのにこの追い焚き機能だけがダメなんです。

 給湯器の型番や似たような事例で検索すると「混合栓のセンサーが壊れている」とか「浴槽の循環アダプターを掃除」や「水抜き栓(フィルター部分)を掃除」などが出てきました。

 とりあえず簡単な浴槽の循環アダプター(へそ)を掃除しましたが相変わらず不安定なまま。

 これはいよいよ修理しかないな、賃貸だから大家が負担するのか住人が負担するのか、連絡はどこだと憂鬱になりながら数日を過ごしました。

 いよいよ覚悟を決めて修理についてどこに連絡するんだろうと再びネットを検索。「給湯器の型番や症状を詳しくメモしておいた方が部品持ち込みできて修理も手っ取り早くていいよ」という優しい忠告に従い、型番でメーカーのページに行くとPDFの取扱説明書があるのでふとそれに目を通しました。

 そこで奇跡的な運命の出会いが!

 うちの給湯器には浴室と台所にリモコンがあるのですが、浴室のリモコン設定は42度で今まで通りだけど、ん?台所は……と見に行くとなぜかここも何年もずっと42度にしていたはずなのに、誰かが来た時に設定を37度に変えてしまっていたのです。

 混合栓で蛇口レバーの角度で湯温の調整ができるため台所が42度でも問題なかったのにです。

 もしかしてこれ?と思って42度に戻し、いつものように高温差し湯の追い焚きをするとかつてのように熱々のお風呂に!!!

 以来、給湯器が不安定化することもなく追い焚きでも思い通りの温度でお風呂に入れるようになりました。

 給湯器のご機嫌斜めの原因が盲点過ぎて、危うく業者さんや大家さんに連絡してご迷惑をおかけするところでした。

 台所と浴室リモコンの温度設定の違いでこんなことになるのかと、あまりにも想像の斜め上の解決だったので、同じようなことで悩んでいる人の参考になれば幸いです。